2016.04.23
やる偽善
聞くところによると、日本という国は、欧米各国と比べて、慈善団体などに「寄付」される金額が圧倒的に少ないのだそうです。なんでも米国で1年で集まる寄付金の総額と比べると、日本で集まる寄付金の総額は数十分の1未満にすぎないそうで。
日本という国は災害大国ですので、今回のような地震等の災害のたびに義援金や支援金の呼びかけが盛んに行われるため、ちょっと意外な気がしましたが、どうも日本ではおおっぴらに「寄付しました」アピールをすると、「偽善者」だの「売名行為」だの罵声を浴びせられることがあるようです。
そんなことするから、かえって金持ちが財産を貯めこんだままにしちゃうんじゃないかな。
米国では逆に大金を稼いでおきながら私腹を肥やしていると周囲から「なぜ寄付しない」「守銭奴」と罵声を浴びせられるので、お金持ちは皆競うように「大金寄付しました」アピールをするそうです。欧米の金持ちには金持ちで、善を装う理由が、名前を売る理由があるということでしょうか。でも、その多額の寄付によって、日本よりも多くの人たちが助かっているんだと思います。
だから寄付の動機は偽善でも売名でもなんでもいいんですよ。
杉良太郎も東日本大震災の折、私財をなげうって支援物資を用意し、被災地に乗り込んで自ら炊き出しを行ない、インタビューに答えて「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」と言ってたじゃん。
わたし個人は熊本にそれほど思い入れはありません。一度旅行で訪れたことがあるくらい。熊本城は大好きですが、くまモンは「死んだ目」をしているのであまり好きなゆるキャラじゃありません。今、現地で何が不足しているのかも理解していないし、ボランティアに赴くこともできません。行っても多分足手まといにしかならんでしょうし。
でも何もしないよりは何かしたほうがいいような気はする。
じゃあせめて寄付するか、となるわけですが、支援金・義援金、いろいろ窓口があるけど、お金が何に使われるのかはよくわからない。さてどうしたもんかね、と思っていたところ、日本財団が甚大な被害を受けた熊本城再建に30億円拠出する、というニュースを知りました。これだ。
正直、現段階で最重要なのは被災者への支援であり、インフラの復旧であり、熊本城を直すのは後回しでしょう。
しかし、街のランドマークが「修復し終えるまで何十年かかるかわからない」と言われているような惨状を晒したままでは、「熊本は震災から立ち直った」なんてことは言えないのもまた明らか。絶対に必要となる事業です。わたしは熊本城の復旧の為に金を出したい。偽善で結構、偽善で何が悪い。
ということで熊本市役所のHPを見ていたらあったよあった、熊本城の震災被害修復「のみ」に目的を絞った支援金が。
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=12552(熊本市HPより引用)
熊本城災害復旧支援金
熊本城は、平成28年熊本地震により甚大な被害を受けました。また、災害発生直後から、国内外から熊本城の修復再建に向けた励ましや支援のお申し出が多数寄せられております。
そこで、熊本市では、皆様からのご支援を募るための口座を開設しました。皆様からの温かいご支援をお願いいたします。
■受付期間
平成28年4月21日(木)~
■受付方法(金融機関での振り込み)
お近くの金融機関から、指定の下記口座にお振込みください。
【肥後銀行】
・支店名:熊本市役所支店
・科目:普通
・口座番号:1471716
・口座名義:熊本城災害復旧支援金(クマモトジヨウサイガイフツキユウシエンキン)
※振込み手数料について:第一地銀(肥後銀行、福岡銀行、佐賀銀行、大分銀行等)の窓口からの振込については、手数料はかかりません。(ATM・インターネットバンキング等からの振込については、手数料がかかります。)
その他の銀行については手数料がかかることがあります。
4月21日からの募集開始ということで、さっそく4月22日の午前中に、第一地銀の十六銀行に赴いて5万円の送金手続きをとってきました。
でもやっぱり「偏った」支援金だからなのかなあ、いまひとつ周知されていなかったようで窓口のお姉さんに熊本県の「熊本地震義援金」と勘違いされてしまいました。
お姉さん「肥後銀行の市役所支店宛の送金ですと振込手数料がかかってしまいますので県庁支店宛に書き直していてだけないでしょうか」
わたし「いやいや、これ熊本市の熊本城災害復旧支援金だから。十六銀行からの送金は振込手数料かからないはずだから」
お姉さん「はあ、調べますので少々お待ちください」
などというやりとりの末、無事、振込手数料無料で支援金の送金完了。
誰が言いだしたか知らないが、「やらない善よりやる偽善」とはよく言ったもんだ。
日本という国は災害大国ですので、今回のような地震等の災害のたびに義援金や支援金の呼びかけが盛んに行われるため、ちょっと意外な気がしましたが、どうも日本ではおおっぴらに「寄付しました」アピールをすると、「偽善者」だの「売名行為」だの罵声を浴びせられることがあるようです。
そんなことするから、かえって金持ちが財産を貯めこんだままにしちゃうんじゃないかな。
米国では逆に大金を稼いでおきながら私腹を肥やしていると周囲から「なぜ寄付しない」「守銭奴」と罵声を浴びせられるので、お金持ちは皆競うように「大金寄付しました」アピールをするそうです。欧米の金持ちには金持ちで、善を装う理由が、名前を売る理由があるということでしょうか。でも、その多額の寄付によって、日本よりも多くの人たちが助かっているんだと思います。
だから寄付の動機は偽善でも売名でもなんでもいいんですよ。
杉良太郎も東日本大震災の折、私財をなげうって支援物資を用意し、被災地に乗り込んで自ら炊き出しを行ない、インタビューに答えて「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」と言ってたじゃん。
わたし個人は熊本にそれほど思い入れはありません。一度旅行で訪れたことがあるくらい。熊本城は大好きですが、くまモンは「死んだ目」をしているのであまり好きなゆるキャラじゃありません。今、現地で何が不足しているのかも理解していないし、ボランティアに赴くこともできません。行っても多分足手まといにしかならんでしょうし。
でも何もしないよりは何かしたほうがいいような気はする。
じゃあせめて寄付するか、となるわけですが、支援金・義援金、いろいろ窓口があるけど、お金が何に使われるのかはよくわからない。さてどうしたもんかね、と思っていたところ、日本財団が甚大な被害を受けた熊本城再建に30億円拠出する、というニュースを知りました。これだ。
正直、現段階で最重要なのは被災者への支援であり、インフラの復旧であり、熊本城を直すのは後回しでしょう。
しかし、街のランドマークが「修復し終えるまで何十年かかるかわからない」と言われているような惨状を晒したままでは、「熊本は震災から立ち直った」なんてことは言えないのもまた明らか。絶対に必要となる事業です。わたしは熊本城の復旧の為に金を出したい。偽善で結構、偽善で何が悪い。
ということで熊本市役所のHPを見ていたらあったよあった、熊本城の震災被害修復「のみ」に目的を絞った支援金が。
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=12552(熊本市HPより引用)
熊本城災害復旧支援金
熊本城は、平成28年熊本地震により甚大な被害を受けました。また、災害発生直後から、国内外から熊本城の修復再建に向けた励ましや支援のお申し出が多数寄せられております。
そこで、熊本市では、皆様からのご支援を募るための口座を開設しました。皆様からの温かいご支援をお願いいたします。
■受付期間
平成28年4月21日(木)~
■受付方法(金融機関での振り込み)
お近くの金融機関から、指定の下記口座にお振込みください。
【肥後銀行】
・支店名:熊本市役所支店
・科目:普通
・口座番号:1471716
・口座名義:熊本城災害復旧支援金(クマモトジヨウサイガイフツキユウシエンキン)
※振込み手数料について:第一地銀(肥後銀行、福岡銀行、佐賀銀行、大分銀行等)の窓口からの振込については、手数料はかかりません。(ATM・インターネットバンキング等からの振込については、手数料がかかります。)
その他の銀行については手数料がかかることがあります。
4月21日からの募集開始ということで、さっそく4月22日の午前中に、第一地銀の十六銀行に赴いて5万円の送金手続きをとってきました。
でもやっぱり「偏った」支援金だからなのかなあ、いまひとつ周知されていなかったようで窓口のお姉さんに熊本県の「熊本地震義援金」と勘違いされてしまいました。
お姉さん「肥後銀行の市役所支店宛の送金ですと振込手数料がかかってしまいますので県庁支店宛に書き直していてだけないでしょうか」
わたし「いやいや、これ熊本市の熊本城災害復旧支援金だから。十六銀行からの送金は振込手数料かからないはずだから」
お姉さん「はあ、調べますので少々お待ちください」
などというやりとりの末、無事、振込手数料無料で支援金の送金完了。
誰が言いだしたか知らないが、「やらない善よりやる偽善」とはよく言ったもんだ。
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