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先週の土曜日は、わたしが所属している「公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート」(名称長いよ)本部の定時総会が開かれ、一応わたしも愛知支部の役員の端くれとして、東京まで総会に出席してきました。

ちなみに、リーガルサポートとは、いまから十数年前、新しくなった成年後見制度の普及や、それを担う専門職後見人の養成と指導監督のために、我々司法書士が構成員となって作った全国規模の公益法人です。

しかしながら時は流れ、設立当初と比べて図体がでかくなりすぎてしまったリーガルサポートは、いろいろと組織の風通しの悪さ、息苦しさが目立つようになってきています。そしてとうとう、所属会員による不祥事が発生してしまいました。

要は、裁判所から成年後見人に選任された司法書士が、成年被後見人ご本人の財産を横領した事件が複数、発覚したのです。

そんなわけで、今回の総会は、ただでさえ法人の定款変更やら不祥事を起こした所属会員の除名やら、気の重くなる議題が目白押しだったのですが、事前に「意識高い系」の一部会員が、組織防衛に走っている(ように見える)執行部批判の激文を全国の会員に送りつけ、委任状をかき集め始めました。いわゆる委任状争奪戦。

こりゃあ、タダではすまんなあと覚悟はしていたものの、結局予定を2時間オーバーしてなんとか総会は終了しました。
結果だけ見れば、執行部提案の議題がすべて可決されたわけですが、実態は執行部が「意識高い系」会員との委任状争奪戦に勝利した、というだけのことであり、リーガルサポート本部執行部と、全国の支部会員との認識の差が如実に表れてしまったように思えましたよ、一支部会員として。

正直、リーガルサポートという組織が分裂するのではないかと、わりとマジに心配しています。
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