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どこぞの将軍様ではありませんが、成年後見業務に関わっていると結構「そんな無慈悲な…」ということがあったりします。

いちばん無慈悲なのが市役所、かなあ(主観)。
そもそも成年被後見人ご本人は、後見人が就任するずっと前から既に認知症だったりするので、何年も租税公課を滞納していたりすることが珍しくありません。自分に税金の類が課せられていると認識できていない、まともな判断能力を欠いている相手に対して、市役所の各課からは無慈悲にも各種督促状の類が延々と送りつけられているのです。

わたしの事務所の場合、一宮市役所の高年福祉課から認知症のご老人の成年後見人に就任を要請されるというパターンが多いのですが、高年福祉課「高年福祉グループ」が後見申立に奔走しているそばから、おなじフロアの高年福祉課「介護保険グループ」が無慈悲にも未納の介護保険料の督促状を送りつけてる、とか。

同じフロアにある同じ課であっても、別グループであればそんな無慈悲ぶりなんですから、他部署であればどうなるか、まあ、推して知るべし。

納税課からは無慈悲な「呼出状」が送りつけられてきたり。
「期日までに納付または連絡がない場合には、納付意思が無いものとみなし、地方税法の定めにより滞納処分を執行する場合があります」
なにが「納付意思が無い」じゃ!判断できると思うとるんか、ボケッ!

保険年金課では無慈悲な「未納後期高齢者医療保険料債務の承認及び納付誓約書」に署名押印を求められたり。
はやし「いや、だから裁判所への報告後にすぐに払いますってば」
役人「いえ、それはともかくとしてこちらの書面にご署名いただきませんと」
はやし「うがー!」

また、延滞期間が長ければ長いほど、そして延滞金額が多ければ多いほど無慈悲な「延滞金」が膨らんだり。
はやし「これ一括で納付しますんでなんとかまけてもらえませんかねえ。ご本人は認知症で納付できなかったわけですから実質的に課税通知がご本人に到達していたとはいえないじゃないですか」
役人「いえ、すでに発生している延滞金ですのでそういうことはできません」
はやし「無慈悲ーっ!」


近々、とある成年被後見人さんを病院から施設に入所させなければならず、ご本人が低年金なので生活保護の申請が必要ですねえと市役所高年福祉課高年福祉グループの担当者、病院の担当相談員、入所予定の施設の担当者と相談をしているところなんですが、本人の預貯金が減る頃合いを見計らっている最中に、市役所高年福祉課介護保険グループからまたも無慈悲な「介護保険料額変更通知書」が。
「あなたの介護保険料が次のとおり決定(変更)しましたので、通知いたします。この通知書の保険料を納期限までに添付の納付書で納めてください。納期限平成25年4月30日」

ううむ、市役所がこのような対応を続ける以上、こちらもご本人のために容赦ない生活保護申請的措置を取らねば。